笑顔恐怖症というものがあります。今回はその克服法について書いていきます。
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笑顔恐怖症とは?
笑顔恐怖症とは、自分の笑顔いわゆる笑い顔が他人からどう見られているのかが気になって、人前でうまく笑うこともできなくなってしまう状態を言います。自分の笑顔が怖いと考える人は一般に思春期の方、また若い女性に多い印象を受けます。
笑顔恐怖症の原因
笑顔恐怖症になる人では自分の顔にコンプレックスを持っていることが少なくないです。
1:歯並びが悪い
歯並びが非常に悪い場合、それを気にして、満面の笑みで笑うことが難しくなる傾向にあります。歯並びが悪いとそれをどうしても隠そうとする人が多いでしょう。
特に海外にお住いの方はその傾向が強く、そのため、歯列矯正を子供のうちに受ける人が非常に多いです。実際に歯並びの悪さは心の問題に結びつきがあるという学術的報告すら存在します。[1]
2:過去のトラウマ(いじめ等)
過去のトラウマが原因で笑顔恐怖症になる人もいます。例えば、学生時代に友達にいじめられ、その時に「お前の顔はキモイ」だとかそういった外見(ルックス)を侮辱するようなことを言われたようなケースです。
こうしたことは心の傷となり、その後のその人の人生の雲行きを怪しくします。
3:醜形恐怖を持っている
醜形恐怖症とは自分の顔に異常にこだわりを持つ脳の機能異常です。
醜形恐怖の人は一般にイケメンや美人などの端正な顔立ちをした人が多いと報告されているのですが、彼ら彼女らは自分を醜いと思いこんでいるので、ボディーイメージのゆがみがあるわけです。
醜形恐怖症の人は根拠のない顔のコンプレックスを抱いているので、笑顔を人前で振りまくのも精いっぱいになりがちです。
(関連: )
〇醜形恐怖症のシンプルな克服方法
笑顔恐怖症の克服方法
笑顔恐怖症の克服方法は、何が笑顔恐怖症の本当の意味での原因なのか、突き詰めて考える所から始まります。
根本原因は脳の機能の問題です。
例えば、笑顔恐怖症の人であってもお酒に深く酔って気分が最高に良いときなどは、人前で満面の笑みで笑っているはずです。しかもそのことが一切に気にならないはずです。
これはGABAという神経伝達物質がアルコールによって増加したために起きる現象です。一般に笑顔恐怖症等の何らかの恐怖症の人では脳内のGABAレベルが低下しています。
ですので、根本解決のためには脳内のGABAレベルを上昇させていく方法をメインにその克服法として実践していくことが必要不可欠なのです。
GABAを増やす方法【箇条書き】
・運動(有酸素運動やヨガ、筋トレ)の習慣
・ビタミンB6と亜鉛サプリメントの摂取
・マインドフルネス瞑想の習慣をつける
これらのアクティビティは脳内のGABAレベルを上昇させることで知られています。
自分の笑顔が気になって、人前で笑うことに恐怖心や不安感を抱いている人は試されてみてください。上の対策法をすべて同時進行で総合的に行うのがその秘訣になります。
どれか一つだけでは不十分です。
その克服のために当ブログの記事を参考にされてください。必ずお役に立てるはずです。
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参考文献:
[1]: https://mdmonthly.com/psychological-effects-crooked-teeth-person/
・ https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0301051109002270
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